無料インターネット相談 No.13
相談13.繰り上げ返済と住宅ローン減税 相談者 よっちゃんさん 2014年8月10日
初めまして。シミュレーションをお願い致します。先日、注文住宅を建設いたしまして住宅ローンを借入れました。
これからどのように返済していくのが良いのかご教授をお願い致します。
住宅ローン1,450万円、期間35年です。
金利は0.975% の変動です。
繰り上げ返済をできる限り行うべきか、ローン減税が終了してからまとめて返済すべきか、どちらがいいのでしょうか?
繰り上げ返済は年間50万くらいできそうです。
どうぞ宜しくお願い致します。
回答者 深井 豊CFP@
概算のシミュレーションを行いました。「返済開始から完済までの支払額−住宅ローン減税合計額」(総支払額−住宅ローン減税)を計算することにより、支払方法の優劣を決めていきます。
@繰上げ返済を全く行わない場合
(1)住宅ローン減税合計額 1,273,000円
(2)繰上げ返済額合計 0円
(3)完済までの毎月の返済額合計 17,120,147円
(2)+(3)−(1)=15,847,147円
A平成27年8月から毎年50万円の繰上げ返済を行う。ある年の8月に借入残高が50万円を割っている場合には、全額繰上げ返済を行うとする。
(1)住宅ローン減税合計額 1,040,100円
(2)繰上げ返済額合計 7,865,680円
(3)完済までの毎月の返済額合計 7,826,304円
(2)+(3)−(1)=14,651,884円
B平成36年1月に4,508,333円(9年5ヶ月分)の繰上げ返済を行い、平成37年1月から毎年50万円の繰上げ返済を行う。ある年の1月に借入残高が50万円を割っている場合には、全額繰上げ返済を行うとする。
(1)住宅ローン減税合計額 1,273,000円
(2)繰上げ返済額合計 7,874,291円
(3)完済までの毎月の返済額合計 8,030,114円
(2)+(3)−(1)=14,631,405円
この結果から、繰上げ返済を行うことには大きな意味があることは@とABを比べていただければお解かりいただけると思います。
また、シミュレーションでは、2万円余り、住宅ローン減税が終了した平成36年1月から繰上げ返済を行った方が有利であるとの結果となった。 しかし、このシミュレーションは、変動金利型の借入れをしているのに、金利が変わらないことを前提にシミュレーションを行っている。
低金利下での借入れである状況を考えると、将来的には金利が上昇する可能性が大きいと考えられます。金利が上昇すると、早期に返済を行うAの方がBよりも有利となることが考えられます。
そのことも考えられて、繰上げ返済の戦略をお考え下さい。
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